活動レポート


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賛助会員活動記入例
賛助会員活動報告書の参考にしてください。写真等も受け付けますが、編集の都合上A42枚にお願いします。環境活動以外のPRもどうぞ。事務局より。
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【視察報告】

水環境再生山陰ネットワーク会議を設立するにあたり、全国各地の先進事例の視察に行ってきました。


■佐賀市上下水道局下水浄化センター


地域に密着した「資源循環型の下水処理」を実現した佐賀市上下水道局下水浄化センターに視察に行ってきました。

この取り組みは、全国的にも高く評価され、第15回日本水大賞も授賞しています。

悪臭を消し宝の水を作る中心施設です
悪臭を消し宝の水を作る中心施設です

多くの処理場は、かなりきつい臭気がするのですが、ここはほとんど臭いません。

しかも最終処理水は、別名「宝の水」とも呼ばれ、農作物の育成を促進し、連作障害を防ぎ、うまみも抜群の作物になるそうです。まさに、宝の水ですね!

水槽と産卵場
水槽と産卵場

下水浄化センターの処理水は、みかんやイチゴ、玉ねぎなど野菜の活性 肥料として、また水稲・麦・大豆の消毒用水として、地元の農家が積極的に利用しています。

写真は、処理水を活用している「すっぽんの養殖場」です。

 

すっぽん養殖場の水質浄化とともに、すっぽんの発育を促進し、非常に肉質の良いすっぽんに育つため、高値で取引されているそうです。

 

とても大きなすっぽんでした。

処理水を散布した清潔な牛舎
処理水を散布した清潔な牛舎

また、牛舎に散布すると、糞尿の悪臭を消すと同時に堆肥化を促進し、牛のストレスが少なくなるそうです。

結果、乳量も沢山取れると言うことです。

どうやら微生物が良い働きをしているそうなのですが、メカニズムが科学的に、まだ十分に解明されていないと言うだけで、あまり取り入れられていないのが実情とのこと。

 

これをぜひ、島根県の石見地域に取り入れて、江の川の水質浄化、農業への活用をしてみたら良いと強く思いました。大変参考になった事例でした。